あ~面白かった
宅建の研修で、勝谷誠彦さんの講演に行ってきました。
私は、いつもいろんな人のいいとこどりで、「芸能界の裏話ならこの人」「労働問題ならこの人」って取捨選択してるのですが、それにしても、勝谷さんの軍事や対中国・北朝鮮のお話はいただけませんでした。この方面は堤未果さんや、土井香苗さんじゃないと女性の視点は活かされない様です。
でも、その他のお話しは概ね興味深いものでした。右だろうが左だろうが、「真実を語るとメディアで干される」というのがこの国の実態のようです。勝谷さんも、ほとんどの番組を降ろされたとか。
それにしても、「朝日新聞は売国新聞だ」「朝日新聞はクズ新聞だ」とボロカスに批判しながら、勝谷さんのお話しの出所がほとんど朝日新聞だったという点はちょっと笑えました。憎しみは憧憬と愛情の裏返しだと言いますが、きっと勝谷さんも、本当は朝日が好きなんだと思います。
それから、朝日新聞でキムタク批判をして以来、シマキョーさんの記事は関西でしか掲載されないことになったり、ジャニーズの裏の顔はすでに知ってたのですが、Y興業批判もメディアのタブーになっている点は、意識的に避けられたようです。何を隠そう、昨年、数人のグループで「メディアの帝王と評されているS・S氏はけしからん!」と、わがまちのとある公募に応募したところ、「あなたのまちの男女共同参画ショートエッセイ入選作品」に選んでいただき、とあるジャーナリストに「タブーとなっている彼への批判を書くその勇気を評価します」とのお褒めの言葉をいただきました。私は、ジェンダー的に問題大有りのS・S氏も、それに付随しているかわいこちゃんもみんな嫌いです。だいたい「暴力の行使者」がメディアを牛耳っていること自体、倫理的に問題大です。でも、さすがの勝谷さんも、S・S氏には頭があがらないんだろうなあ~。しょせん、S・S氏だって、ただの「雇われ人」に過ぎないのに。
話がすっかり脱線しましたが、記者クラブ制度が権力を腐敗させてきたお話しも、懇切丁寧に教えてくれたのでよく理解できました。
何より、昨年辻元清美さんのトークセッションの席上で「上層部からの圧力により、『ムーブ』が打ち切りになってしまった」というお話しが出ていたので、その原因が勝谷さんにあったということは初耳でした。
ちなみに、辻元さんと勝谷さんは、「怪しいんじゃないか」とウササされるほど、仲良しだそうです。
テレビ番組のスイッチを入れると、出てくるのはジャニーズ、芸人、ぶりっこのAKB、ドカ食い番組、そんな安易な番組ばかり。これじゃあ、視聴者が離れていくのは無理もありません。
なので、これからは、個人が作るインターネットメディアが情報発信源の中心になっていくと思います。
講演の中で、何度か「勝谷誠彦の××な日々。」という有料配信メール(1ヶ月875円)の宣伝がありましたが、ホリエモンも同じような有料配信メールで、すでに億万長者になっているとか。
大物政治家たちが、大手メディアの記者会見を拒否して、素人が撮っているような「ニコニコ動画」に出演しているのも、既得権を持つ人達がどうあがいても、もはや既存メディア離れが止まらないことを現していました。
先日の宅建の研修会場で、辛坊治郎さんまでもが「メディアの言ってることは全部ウソだ」とおっしゃっていましたが、これからは、『真実』は、自分の目で見て、聞いて、調べたことをその都度判断していかなければならないということなのでしょう。ガーベラより
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